2008年10月12日 (日)

錫杖岳 「見張り塔からずっと」をちょっと

朝暗いうちに起床。昨日のちゃんこ鍋の残り汁にアルファ米を投入して雑炊にした。
外に出ると星がとってもきれいで、放射冷却のせいかとっても寒い!じっとしているとつらい程の冷え込みだった。
夜が明ける頃には烏帽子岳前衛フェイス下部に到着した。
一眼レフ持参のAさんは、スタッフの務めを果たすため、記録写真を撮りに行く。私も写真を撮ってみた。
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夜が明けた

すっかり夜が明けきったころに「見張り塔からずっと」1Pめに取りつく。とてもいいお天気で、朝日がさんさんと降り注いでいるのだが、「見張り塔」は日陰になっており、めちゃくちゃ寒い!!
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まぶしいほどの朝日!あったかそう〜早く日向にでたい・・・

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「見張り塔」取りつき。ここだけ日陰です。

1Pめは5.6。なんとか無事にはい上がった。続いて5.7が続く。必死で登った。
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雲海と焼岳

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雲海と岩壁と紅葉

登っても登ってもなかなか日向に出られず、ビレイをしていると冷え切って来る。途中からダウンを着込んだ。
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紅葉

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豪華な眺め

水が流れている階段状の岩を登り、その一段上の尾根状の岩に右から回り込んで登る。ルートファインディングが難しそうだった。こういうルートはトップで登るのと、二番手で登るのとでは味わいがまったく違うんだろうな・・・。いつか力を付けて機会があればトップで登ってみたいと思った。
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烏帽子岳西肩(左側)目ざして沢をつめる。

「八ヶ岳のようなスラブ」の手前から、エスケープルートをとり、烏帽子岳西肩を目指す。ここからは沢登りのような感じ。非常にガレているので、ロープをしまい、十分に間隔を開けて登る。最後は藪とガレとスラブが一緒くたになったようなツメ。ノービレイ状態で、本日登った中で一番難しいと感じる岩を登らなければならなかった。必死になった。
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烏帽子岳西肩から反対側を見る。槍〜穂高の稜線がくっきりと見えた

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またしても豪華な眺め。

西の肩に付き、靴を履き替えて下山へ。1年ぶりのうろ覚えの下降路だったが、意外にもちゃんと覚えており、無事下山出来た。1時間半ほどで、錫杖沢出会いまで戻れた。
その夜は錫杖沢で泊まり、翌日帰阪した。


「見張り塔からずっと」の名前の元は、"All Along The Watchtower"というボブ・ディランの曲らしい。帰って来てからYouTubeで映像を探して聞いてみた。ジミ・ヘンドリックスのカバーが有名らしかった。

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2008年10月11日 (土)

錫杖岳 紅葉の海

金曜の夜仕事を早く終わらせて、集合場所へ。去年は最初に取りつく為にザックを一番手前に入れたり、疲れないために床に寝たりと必死だったが、今年はスタッフとしてベースの留守番をする予定で、登るつもりもないので、のんきに構えていた。ただ今年は5人分の食担なので、荷物が重く、ボッカには不安があった。目的地に近くなると雨が降り始めた。初日の登攀は無理かも、との雰囲気が漂い始める。
バスが着いてものんびりパッキングをし直し、夜が明けるのをまってから出発。荷物が重すぎるので、ザイルはバスに置いていくことにした。荷物はばかみたいに重いが、ゆっくり歩いたので、あまりつらくなることもなく、錫杖沢出会いに到着。先行パーティのテントですでにテント場はぎっしりになっていたが、なんとかすみっこにテントを設営できた。
しばらくはテントの中でごろごろして過ごした。雨はたいした量ではないが、降り続いていた。
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錫杖沢は紅葉まっさかり

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たまに烏帽子岳前衛フェイスが見える

雨が上がり、何パーティかが出発していった。私はMさんと一緒に見回りと称して、烏帽子岳前衛フェイスの下部に向かった。途中で錫杖沢の岩小屋に寄った。ここからは烏帽子岳前衛フェイスがすぐそばに見えた。
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錫杖の岩小屋より。ここからは肉眼でも誰が登っているのかがわかる

左方カンテを何ピッチか登れればいいなぁ・・・と思っていたが、行ってみると次々と懸垂下降で降りてくる人がいたので、遠慮した。取り付きから見下ろすと一面紅葉の海だった。
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左方カンテ1ピッチ目

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紅葉の海が広がってた(◎´∀`)ノ

1ルンゼ左ルートの取りつきを見て、それから1ルンゼの取りつきを回って錫杖沢出合のテント場までもどった。

その夜はちゃんこ鍋。最後にうどんを入れた。ごはんを食べながら、翌日は登りに行こう!という話になった。私も入れて頂けることとなり、翌日3時半(たしか)起床5時出発で「見張り塔からずっと」の下部〜烏帽子岳西の肩までのルートを登りに行くことになった。

翌日につづく

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2008年9月 7日 (日)

雪彦山 地蔵岳東稜バリエーション

中級登山学校に参加した。スタッフとして参加したのに、(しかも久しぶりに参加したのに)コーチお2人と放し飼い!( ^ω^ )3人パーティの真ん中に入れて頂いて、生徒気分を味わうことが出来た。
地蔵岳東陵の通常の1ピッチ目より下部から登り出し、ロープ一杯になりながら2ピッチ登って「すべり台」下部へ。すべり台の一番右側を登り、懸垂下降で降りてからトラバースして通常の東陵ルートへ戻り、クラックから登る。ゴジラの背は、アンザイレンで登った。アンザイレンはものすごく怖かった。最終ピッチはまたバリエーション。ノーマルルートの右の細かいところを登った。体感5級だった。

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最終ピッチを登る先行パーティ

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頂上からの眺め

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地蔵岳頂上

地蔵岳の頂上で少し休憩してから下山。
14:00過ぎには大阪へ向けて出発した。早く家に帰れたので、夜はジムに行けた(^-^)

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2007年10月 8日 (月)

北アルプス 錫杖岳(中級登山学校修了山行)3日目

5:30に起床。最後の朝ご飯はラーメン。葱と焼豚に前日にゆでておいた卵を入れ、もちも入れた。
6:50雨が激しく、徒渉が心配なため早めにテン場を後にする。時々足を滑らせつつ猛スピードで下る。徒渉はもう岩伝いに飛んで歩くのは無理な状態になっていたので、靴を履いたまま水の中を歩いて渡った。
8:05には駐車場に到着。間もなくバスが来た。
まだ槍見温泉は開いていなかったので、平湯へ移動。「ひらゆの森」でお風呂が開くのを待ち入浴して、ご飯も食べた。
さらに板倉ラーメンにも寄り、(さすがにラーメンは食べられなかった)牛串を食べて帰った。
途中のサービスエリアでは最後の集合写真を撮り、校長先生を胴上げした。これで学校が終わってしまうという実感は最後までわかなかった。

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2007年10月 7日 (日)

北アルプス 錫杖岳(中級登山学校修了山行)2日目

修了山行2日目。前日の私の登りを見て「注文の多い料理店」は無理!ということになり、「左方カンテルート」に行き先変更となっていた。
4:00に起床。前日のちゃんこ鍋に、前日に戻しておいたアルファ米を入れて、葱と卵も入れて雑炊にした。必要なカロリーを確保するためデザートにバナナを出したが、誰も食べられず、しょうがないので行動食に持って行くことにする。前日遅くまで行動したこともあって、ちょっとゆっくりして5:15に出発。

左方カンテルート
昨日とは違った道を通り、6:30に左方カンテ取り付きに到着した。今日も1番乗り。準備をして取り付く(7:00)。
(1P)「かぶったチムニーから凹角(『日本の岩場(下)』白山書房)」とトポには書いてあるけど、大岩の隙間をぬって登る、って感じだった。岩の上や隙間には石が乗っており、落とさないように緊張して登ったが、細かいのをぱらぱらと落としてしまった。
(2P)このピッチは今となってはよく思い出せない。多分この辺までは問題なく登れた。終了点は広いテラスになっていた。ここでビレイの準備をしていると、後続パーティに追い付かれた。あちらは2人パーティなので早い。
(3P)このピッチはピナクルの上に立ち上がるまでは良かったが、苦手の細かいフェースからスタート。ものすごく恐かったので、迷わずA0!そしてまたA0おぉー!!ピンの間隔が遠くてどうしてもA0出来ない所だけ、泣く泣くフリーで登る。だんだんと「手は岩に押し付けるだけで、片足だけで立ち込む」ということが出来るようになって来た!がそれ以上にA0が見る見るうちに上達してしまう(-_-)そしてA0ばかりしていたので「出口に大きなホールドあり(『日本のクラシックルート』山と渓谷社)」ということにも気付かず、そのままフェースを抜け、歩いて台座下へ。台座を這い上がるのにも一苦労して、やっと終了点。振り返るとTさんは楽しそうにフェースをすたすたと登り台座にもささっと登って来た。すごい・・・
(4P)このピッチのこともよく思い出せない。ここから6Pめまではトポとピッチの切り方も少し違っていたようだった。
(5P)出だしは大岩の隙間にはさまって少し登り、そこでザックが大岩の間から抜けなくなり、しばらく暴れ回った後、やっとザックが離れて、左側のフェイスを1段登り、そこからさらにやや細かいフェイスを登る。ここも苦労した。時々ヌンチャクにつかまって休憩を取りながら登った。さらにボルトが一杯あったので、自分でヌンチャクをかけて(テストしてから)A0したりもする。ほんとフェイス苦手・・・帰ったら練習しようと思った。
Tさんをさんざんお待たせしてやっとの思いで終了点へとたどり着く。ここも広いテラスだった。どうやらトポの6Pめもいつの間にか登り終えていたようだ。すぐ左側には「注文の多い料理店」があった。目の前にはまたもクラックが。今度のはどうやって登ったらいいかよく分からない。
(6P)トポだと7Pめにあたる。出だしをフリーで行こうと試みるが、すぐにあきらめ、A0で行こうとじたばたしたが無理で、仕方ないのであぶみを出した。1段登ると岩壁と岩壁の間だった。左側の岩壁のクラック沿いに登る。時々背後の岩壁にも足を突っ張る。ついに行き詰まり、死ぬ思いで左のクラックに乗り移るが、これも行き詰まり、さらにもう一本左のクラックにも移動したがこれもダメ!!ホールドがない!{{{{(+_+)}}}}またここでヌンチャクをつかんでしまう!ここでふと後ろを振り返るとすごくいいスタンスがあり、そこに立ち上がるとなんとか危機的状況から脱出出来た。クラックが無くなる辺で細かくなったが、傾斜がゆるんできたのでなんとか通過。ちょっとリッジっぽいところから最後のえぐれた感じのスラブへ。
ここで左の「注文の多い料理店」から登って来た人が先に登り終えるのを待つ。このスラブでも苦労し、コーチがたらしてくれていたお助けヌンチャクを掴んでテラスに這い上がった。
(7P)トポによると8Pめ。最終ピッチだった。インターネットでこのルートのことを調べた時に「最終ピッチでは、はがれそうなフレークをホールドに登る」という記述があちこちにあり「フレークって??」とずっと疑問に思っていたのだが、なるほどフレークって感じの岩だった。チョコフレークが岩に貼付いてるような感じ・・・?手前に引いたらペリって剥がれそうだった。手前に引かないよう、気をつけて登った。フェースを右に逃げていき木が生えている安定した場所が終了点だった。
(稜線まで)ザイルを付けたまま先に登る。一段段差を上がり、木の根にプロテクションを取ったが、私の体重をささえきれそうにない感じ。次に5m程の高さの3級の岩場。ヌンチャクが全然残っていなかったので、プロテクション無し!(; °_°)慎重に慎重に登り、木をまたいでついに稜線へ!!

烏帽子岩には行けなかった
10:45に登攀終了。稜線でロープを巻いて持って来たバナナを食べてひと休みした。それから烏帽子岩の取り付きへと向かう・・・が、歩き出すと全身ががくがくになっていることに気付いた。登っている時には気付かなかったが、かなり疲れているようだった。多分昨日の下山時の疲れが残っていたのと、A0をやり過ぎたためかも。そのまま歩き続けるが、烏帽子岩の取り付きに着いても手足のよれよれ感が残っていた。
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烏帽子岩 向かって右から登る

ルートを見上げると既に1パーティが取り付いていて、セカンドが1ピッチ目を登っている。Sコーチがビレイ中のトップの人と話を話をした。トップの人の話によるとセカンドの人はどうやら私と同じような初心者らしい。すごく大変そうに登っている。
・・・どう考えても、あんなに大変そうな感じで3ピッチも登ったら、下山時にはふらふらになり、転ぶか落石を落としまくってしまう・・・と思った。
まだ時間的には充分登れるけど、「烏帽子登ったら、下山する体力が無くなります。」とコーチに伝えた。
そんなわけで烏帽子は中止になり、西の肩まで歩いて行って休憩してから下山することになった。西の肩ではTさんの作ってくれたおしるこをいただいて生き返り、しばらくぼーっとする。ザックをその辺りに置いておいて、錫杖本峰が見えるところまで歩いて行って、「見張り塔からずっと」を登っているパーティを見学した。
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「見張り塔からずっと」見学している場所からは下の洞窟は見えな無かった

見ていた場所からは、広い範囲が見渡せた。見える範囲には2パーティが居た。核心部に1パーティが居て、クラックの上の壁の大きな凹みにトップが居てビレイしていた。この先どう登るのかが見たかったので、じっと待つ。Tさんが大声で叫ぶと、向こうのトップと会話が出来た。どれだけ待ってもセカンドが登ってこないのであきらめて立ち去ろうとした時に、ようやくセカンドがクラックを登って来た。もう一度腰を据えて見学。やがてトップが登り出す。予想に反したルートを登って行く。左側の壁の内側を登り、途中でトラバース。でもなかなかプロテクションを取らない・・・はらはらして見ているとやっと1箇所取ってさらに少しトラバースした後上に登るが、ずっと支点を取れるところが無いらしく、ものすごくランアウトしていた。乗越して傾斜が緩くなってもまだプロテクションが取れずそのままずっと歩き、ほとんどザイル一杯の所で終了点を探しているようだった。そのあたりで、見学を切り上げたので、どこが終了点だったか見届けることは出来なかった。

12:45に下降を開始。余力を残していたので、順調に進み14:05にテント場に戻っていた。
装備をその辺に広げて干して、休憩した。装備をしまって、1時間程昼寝をしてからご飯を作って食べた。今夜のご飯は豚汁とごはんとイワシの缶詰。家で味噌漬けにして冷凍しておいた豚を入れた。他に葱、大根、人参等・・・味噌味がなじんだ肉が美味しかった。

翌日が雨の予報だったので、翌日の登攀は中止。9:00には下の駐車場に戻るように、と本部から連絡があった。19:00頃には就寝した。

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2007年10月 6日 (土)

北アルプス 錫杖岳(中級登山学校修了山行)1日目

2007100601 いよいよ・・・修了山行!
行く前から緊張していた。金曜日に会社が終わってから大急ぎでスーパーで買い物をすませて家に帰り、パッキングをして集合場所へ。錫杖岳へは貸し切りバスで行く事になっている。パーティのリーダーSコーチからは(取りつきに早く行けるように)ザックは一番手前に入れるように、という指示が出ていた。同じパーティのTさんと一緒に、ゆっくりパッキングをし直して、一番最後にザックを積んだ。
少しでも良い体調で登れるよう、往きのバスでは床に寝る。じかに床に寝たのであまり快適ではないが、体を伸ばせるので大分楽だった。
少し眠っただけであっという間に槍見温泉近くに着いたようで、バスの明かりがついた。起き上がるなりバナナ2本を食べ、ヘッドランプをヘルメットにつけ、着ていたカッパを脱いで靴を履いて荷物をまとめる。間もなくバスが止まった(4:20)ので、どんどん降りて荷物を引っぱり出し、カッパなどを詰め込む。到着から5分後にはなんとか出発出来た。が、すぐに別パーティのOコーチが横を走って抜いて行った。
山道に入るとまだ真っ暗やみ。前日に雨が降ったようで道は濡れている。沢の音も大きい。この先の徒渉がちょっと心配になる。
2007100602_4 黙々とひたすら登り続ける。歩き始めてからどの位時間が経っているのかよく分からない。空がすこしずつ白んで来てうっすらと岩や木の輪郭が見えるようになって来た頃、徒渉ポイントに到着。リーダーの後に付いて岩の上を慎重に飛んで歩く。が、同じ動きが出来なくて、止む無く水の中に片足をついた。ゴアテックスのアプローチシューズなのに足まで濡れてしまった。水はけっこう冷たい・・・。
渡りきった後も休まず一気に登り続け、30分ほどで錫杖沢出合に到着(6:00)。私達を抜いて行ったOコーチがテントを張っている手前にテントを張った。
張り終えるとすぐにサブザックに必要なものを詰め、装備をつけて出発(6:30)。「見張り塔からずっと」を登るOコーチのパーティのすぐ後ろをついて行く。私達は「注文の多い料理店」に行く予定だった。沢沿いの道は木が密集していて足元が悪いので、足元ばかり見ているせいで、木に頭をぶつけてばかりいた。どんどん岩壁が近付いて来る。どんどん大きくなっていく岩壁を見ていると、「登れるんだろうか?」と心配になった。
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道はほぼ左カンテの取りつきに出た。そのまま通り過ぎ岩壁を回り込むと、「注文の多い料理店」のある面に到着。下からルートを見ると露出感満点だし、ハングだらけだし・・・。「・・・・。」見ただけで固まってしまった。
昨日の雨でルートがかなり濡れていたので、今日は止めることになり、「1ルンゼ左ルート」に変更となった。今来た道を少し戻り、ルート取り付きに移動。まだだれも登っていなかった。

1ルンゼ左ルート
(1P)さっそく準備開始。木に自分とザックのビレイを取り、ロープを付けて靴を履き替え、ビレイの準備。このルートも1Pめから濡れていたので、緊張する。(7:30)いよいよトップのSコーチが登り始めた。濡れているので難しそう・・・やがて見えなくなった。しばらくしてピレイ解除のコールがあり、解除後ザックを背負って登る準備をする。
いよいよ登り出す。ほんとヌレヌレで恐い〜しばらく我慢してフリーで登るが、ついに一か所A0!
でも後半は難しくなかったのでなんとか登って行けた。最後は木を登り、1Pめ終了点に到着。
(2P)ここは階段状だったが、少し濡れていたので慎重に登る。10〜15Mで終了。終了点は木が2本生えている広場状の所だった。ここで少し水を飲んだり行動食を食べたりする。
振り返ってみると焼岳や穂高の稜線がくっきりと見えた。雪の無い穂高を見たのは初めてだった。雪のある時より荒々しい感じがした。
(3P)ここからは細かく、露出感も満点のフェース。トップのSコーチは濡れている所を避け慎重に登って行く。いよいよ登る番が来て私も慎重に登る。少しでも登りやすい所を探し、うろちょろしてしまい、たびたびラストのTさんをお待たせしてしまった。ものすごく恐いが、もう腹をくくってしまっているので、不思議と動けなくなるということはなく、A0もして、なんとか終了点までたどり着いた。終了点は狭く2人が入るのが精一杯。ロープがぐちゃぐちゃにならないよう、自己ビレイの取り方に少し悩む。
(4P)4Pめはルンゼ状。どちらかといえば露出感満点のフェースより、ルンゼの方が落ち着くのだが、だいぶ濡れているみたいなので心配・・・。ビレイをしていても度々ロープの流れが遅くなった。きっと難しいんだろうなぁ・・・。
登り出す時が来て、後続パーティのロープを2度ほどくぐらないと登り出せないことが判明。トップには声が届かなくなっていたので、自己ビレイを取って、自分のロープが引き上げられてしまわないよう、クローブヒッチで止めた上で一旦解き、ロープを結び直して出発した。
出だしからびしゃびしゃで恐い〜!!それでもフリーで数段登るが、足が滑ってフォール寸前に!恐いので、どんどんあぶみを出した。ずっとあぶみで行きたいところだったが、ピンの間隔が広いところやフリーでも大丈夫そうなところは、フリーで登るようにした。こんな難しくて濡れている所でも後ろのTさんはあぶみを出すこともなく、フリーで登っていた・・・さすがだなぁ・・・。
必死すぎて、ここの終了点は思い出せない・・・。
(5P)次のピッチもあんまり思い出せないけどたしか3級ぐらいだったように思う。どうやらルートの核心は過ぎたようだった。この辺から風が冷たくなり、カッパを着たまま登る。
(6P)ここは少し登ったところで右方向にトラバース。「このトラバースではA0しないで、がんばるように」、とコーチから言われ頑張る。スローモーションになってしまったが、なんとかA0せずに行けた。少しうれしかった。
(7P)出だしは少しルンゼ状だったので、乾いた所を探してステミングで登って行く。ルンゼ状を抜けると右にトラバース。1段下がった少し広いところが終了点だった。
(徒歩)広場からは私が先に歩いて行ける所まで進む。途中には2級ぐらいの岩場があった。プロテクションを全然取らずに進むと、「いくら簡単な場所でもハーケンがあったらちゃんとプロテクションをとるように」との注意を受けた。まだまだだなぁ・・・。
行ける所まで行った場所は大岩にかこまれた場所で、唯一登って行けそうなところは、沢状になっていて水が流れていた。
(8P)あまり信用出来ないような木の根っこに自己ビレイを取ってビレイをする。Sコーチは沢に足を浸けないようにステミングで上手く沢状の所を登って行ったが、私は真似出来ず、びしゃびしゃになった。風が吹くとかなり寒いので場合によっては命取りにもなりかねないかも・・・今日の所は日差しがあったのでなんとか乾いた。
沢状の次は石のごろごろしているところをちょっと歩き、右側の壁を登る。登った所が終了点だった。
(稜線へ)ロープをつけたままTさんと私が先に行く。一瞬の笹薮こぎ(?)を経て広い稜線に出た!広々として気持ちのいい場所だった。振り返ると、槍〜穂高、焼岳までが一望のもとに見える!!隣のピークには左方カンテを登り終えたパーティも見えた。間もなくSコーチも稜線に。(13:30)3人で握手を交わした。

登り終えて景色を眺めてのんびりする。少し離れた左方カンテ終了点には次々と終了したパーティが登りついて来て、手を振り交わしたり、写真を撮り合ったりした。本番の岩場でこんなにのんびり出来るなんて思ってもみなかった。
Tさんがコンロとガスと鍋一式と2.5Lの水ををザックから取り出し、コーヒーをいれてくれた!こんな重いものを持って登っていたなんて!(すごいなー)感動しながらコーヒーをいただいた。
後続のパーティが登り終えるのを待ち(15:25)しばらく休憩した後、一緒に下降。
下降は一旦烏帽子岩の取り付きまで登って行って、烏帽子岩の北側の谷を下り、クリヤ谷に降りて錫杖沢出合まで戻る。途中は落石の危険が常にあるので神経がくたびれて来る。疲れた足で落石を落とさないように歩くのはなかなか大変だった。
時間がどんどん経過し、谷を半分も降りないうちに日が暮れて来た。目の前にちょうど穂高の稜線が見え、夕映えで奇麗に輝いている。こんな景色はなかなか見れないのでちょっと得した気分。
ここで、先に下降を開始していた「左方カンテ」組がクリヤ谷に着いた、との無線が入り、間もなく音信不通だった「見張り塔からずっと」のOコーチパーティから、今から下降します、との連絡が入る。どのパーティも今日は明るいうちにBCには戻れそうにない感じ・・・。
間もなく真っ暗になり、ヘッドランプを点けて行動。暗くなるとペースが遅くなる。だいぶ歩きやすくなった道をどんどん下る。クリヤ谷の水音はずっと前から聞こえているのだが、なかなか着かない・・・。もう何も考えずひたすら足元を見て下る。
いつの間にか水音が近くなっていて、やっと到着!
徒渉して、一般登山道をどんどん下る。びっくりする程歩きやすい。クリヤ谷に着いて30分程でBCに到着(19:00頃)。本部のテントで下山を報告して、自分達のテントへ戻った。
30分ほどして隣のOコーチパーティも戻って来た。
晩ご飯は、鶏と豚入りのしょうゆベースのだしのちゃんこ鍋。葱、白菜、人参、ニラ、厚揚げ、もやし、うどん、餅も入れた。すり胡麻を入れて食べたら美味しかった。Tさんは、ビールや、梨のリキュールやいろいろな物を持って来て下さっていて(テントもTさんが一人で持って来てくれていた。多分荷物は30kgは軽く超えていたのでは・・・)夕食はとても楽しかった。
夕食後、片付けて歯を磨いて寝たのは21:00過ぎだった。

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2007年9月30日 (日)

雨に降られてCRUX

中級登山学校もいよいよあと実技を2回残すのみとなっていた。土曜日から百丈河原に入ったが、夜早いうちから強い雨が降りはじめた。テントもあるが、NさんとKさんは表で寝るのがポリシーなので、大きいツエルトをタープ代わりに張りその下でごろ寝。が、完全防水ではないタイプだったので、大雨には耐えきれず雨漏りした。それでもその下で辛抱して寝ていた。(すごいなー)私はテントで寝た。
翌朝になっても雨が降っていた。とりあえず道場駅前へ移動。そこで修了山行の打ち合わせ。打ち合わせが終わっても雨が止む気配がないので、パーティ毎に別れて室内壁に行く事となった。

結局ほぼ全員がCRUXに集合。お昼前からゆっくりと練習した。私は5.9登りつくしをテーマに、全ての壁の5.9を登ろうとしたが、1〜2本登り残してしまった。
スラブではMさんに教えてもらいながら5.8を手を使わずに登るのに挑戦したが、ものすごく難しかった。でもこれが出来たら、大分グレードが上がりそう!( ^_^)また練習したいと思った。Mさんにはさらにフラッギングのやり方も教えてもらった。ありがとうございました。早く使いこなせるようになりたいです。

途中気分転換にボルダーエリアに行って見ると、以前来た時とまったく入れ替わっていた。V0とV1を少し登った。

最後にスラブに戻り5.10aに挑戦したが全然ダメだったo(><)o まだまだだなぁ・・・
この日は合計でリードだけでも10本も登った。1日にこんなに登ったのは初めてだったのでふらふらになった。(*_*、)
こんなんで修了山行大丈夫かな・・・と心配になった。

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2007年9月 9日 (日)

中級登山学校実技11回目(雪彦山)2日目

夜には1時間毎に、にわか雨が降った。朝4時起床した後も、少し雨がぱらついたので、「三峰ノーマルルート」の予定から、「出雲岩」へ行き先変更となった。
朝6時BCを出発。どんどん登り、地蔵岳が良く見えるポイントで少し休憩。
またここからどんどんどんどん登り(ちょっとしんどかった・・・)大天井岳まであと30分というところに出雲岩があった。岩の中央に祠があったので、拝んでから、登る準備開始。
Oコーチがトップロープを張ってくださるので、ビレイをした。出雲岩の下は大きな岩がごろごろしているので、ビレイをしていても足元が不安定で緊張する。
コーチは難なく終了点に到着。いつもながら、下から見ていてどこが核心部がぜんぜん分からなかった。
いよいよ私が登る・・・下のハングは傾斜があまりきつくはないが、ピン間隔が遠くて恐かった。ある程度登ったところから右斜め上に上がって行く。ここも思いっきり伸びないと届かないところがあった。ハングを登りきっていよいよルーフへ。

つづく

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2007年9月 8日 (土)

中級登山学校実技11回目(雪彦山)1日目

中級登山学校実技で9/7(金)夜大阪発で雪彦山に行ってきました。今回は、OコーチとNコーチに教えていただきました。
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1日目は「地蔵岳東陵ノーマルルート〜スベリ台」と「地蔵岳正面壁右カンテルート」の2本を登る予定で出発。
朝6時に麓のBCを出発して取り付き点に向かった。登山道では足元でヒルがぴょこぴょこしていたが、前夜ヤマビルファイターを靴と靴下とズボンの裾にこってり振りかけていたので、まったく取りつかれなかった。
途中から登山道を外れしばらく登り、ルンゼをつめて取りつき点へ・・・岩に苔が付いているうえ、前夜の雨で濡れてしまってすべって恐いので、最後のところでザイルを出していただいてやっと到着した。

地蔵岳東陵ノーマルルート
取付テラスで靴をはきかえて準備する。1Pめは階段状のスラブで見た目はホールドがあまそうで恐かったが、取りついてみると結構いろいろあって大丈夫だった。2Pめは、さらに傾斜がゆるくなり、私でも楽しく登れる感じだった。大テラスに登り付き小休止。目の前にはちょうど行く予定のスベリ台が見えた。 「スベリ台」というからには60度位のスラブなのかと思っていたら垂直壁!しかも登るルートは出っ張っていて、登っている間足元には何も無い感じ!そしてなんだかつるっとしていてホールド細かそう・・・一目見るなり「無理っ!」って思った。絶対に登っている最中に固まってしまって大迷惑をかけてしまう・・・。 私がとても登れそうにない、と言って凍り付いていると「東陵ノーマルルート」にルート変更していただけた。
地蔵岳を左に回り込み、クラックへ。このクラックは楽しく登れた。この後一旦ザイルを巻いて、馬の背を登らずに登山道のような道を歩いて最終ピッチである頂上フェイスの取りつきへ移動。
振り子トラバース
頂上フェイスでは一か所微妙なトラバースがあり、そこでためらっていると、振り子トラバースでいってみてはどうか、というアドバイスをいただいた。やってみると、思ったよりザイルが伸びるため、行きたいところより大分下に行ってしまう!(やる前に気付くべきだった!)もともと行こうとしていた所まで登り返すのは、なかなか大変だった。
その後はなんとか上まで登れ、地蔵岳の頂上に到着した。ロープを巻いて記念撮影をして、ご飯を食べた。頂上からの眺めは最高だった。

地蔵岳正面壁加古川ルート&紅菱会ルート
次は「右カンテルート」の予定だったが、「加古川ルート&紅菱会ルート」に変更となった。地蔵岳の頂上から登山道を下りる。一般登山道とは思えないハードな道だった。展望の開ける岩場のちょっと手前を右に入りトラバース。5分かからずに正面壁取りつきに到着した。
「加古川ルート」1Pめは逆層でなんだか登りにくそう・・・。アブミを使っても良い、との許可をいただいたので、1ピン目からアブミを出し、途中の2〜3歩と最後をフリーで登っただけで、あとは全部アブミ&A0で登った。2Pめのビレイ点は、ほとんど足場が無かったのでぶら下がり気味でビレイ。登り出す時には右足がすこししびれていた。足場が悪くても疲れないビレイ方法を研究しないといけないな・・・と反省。2Pの登り自体は1Pに比べて、すこし易しかったので数回のA0で登れた。
3Pめのスタートは中央バンドからで、これは広くてしっかりしていた。ここから「紅稜会ルート」で、再びアブミで登る。数カ所ピン間隔がやや遠いところがあったが、それ以外はピンが連打されていて、しかも見た目危なそうなのは無かったので、安心して登れた。
いよいよ最終の4Pめ。今度はアブミをしまってフリーで登る。ここのチムニー内には鳥が巣を作っていたらしく、フンだらけだった。フンのにおいがするので、急いで通過しようと努力した。チムニー通過後は直上して、なんとか頂上へと到着〜!
頂上では別パーティが休憩ていた。Kコーチのパーティもちょうど登って来ているところだった。山頂で30分程休憩して、全員で下山へ。BCへは1時間程で到着した。
その夜は、鍋を食べさせてもらって、夜遅くまで盛り上がった。

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2007年8月26日 (日)

中級登山学校実技10回目(三重 MC・小太郎岩)

5時起床。今日も朝からいいお天気。
コーヒー飲んで朝ご飯を食べて、6時に小太郎岩のライオンハングを登るパーティが出発していくのを見送り、そのあとさらにもう1度コーヒーを飲んで後片付けと今日の実技の準備をした。
7時前にはMCに向かって出発。車に乗せていただいて小太郎岩から5kmほど名張方面へ戻り、道路から10分ほど歩くとMCの岩場だった。

MCの岩場でクラック体験
まずは、クラックの達人の方のデモンストレーション。「シンドローム(5.8)」をすたすたと歩くように、ほんの数秒で登ってしまう。なんだかとても簡単で楽しそうに見えた。
しかし!いざやってみると・・・!クラックにつっこんで捩ったはずの足は外れるし、手は入ってくれないし!入ってもすっぽ抜けるし!!(*_*、)1歩目がなかなか登れない。なにものぼらないまま汗だくになった。やっとクラックにねじ込んだ足で立ち上がるこつをつかんだ!と思ってよろこんで数歩上がったが、手がすっぽ抜けてあっけなくテンション・・・
一旦下りて他の人達が登るのを見学することにした。しばらく見学しているといいイメージトレーニングになったみたいで、2回目に取り付いた時にはなんとか登って行けた。でも途中で2回ぐらいテンションしたし、歩くように登れず、ウナギがむりやり垂壁をのたくって登っているような感じ。同じスポーツとは思えない・・・。ともかく上まで到達はした。
2007082604 次に「バースディ(5.9)」へ。ここはさっきのより広いクラックで、拳を入れてもすっぽ抜けるので、肘をいれ、右足をクラックに入れ、左足は隣の壁を蹴りながらずり上がった。さっきよりもさらにウナギっぽい・・・。もう必死だった。クラックの中の木の根っこをつかんだり、クラックの広い所では肩までつっこんだ。2回挑んだが上まで行けなかった。足と手の使い方を丁寧に教えていただいたが、上手く出来なかった。

あっという間に時間となり、心残りだったが移動開始。川沿いの道を歩いて道路へ戻った。川では家族連れや、若者グループが水遊びをしていた。


ふたたび車に乗せていただいて小太郎岩の下へ戻って来た。ちょっとだけ水くみ休憩。
その間ライオンハングを登っているMさん達を写真に撮ろうとするが、3倍ズームでは豆粒のようにしか写らなかった。来年は10倍ズームのカメラと三脚を持ってこようと思った。
2007082601
ライオンハングを登っているパーティ

小太郎岩下部岩壁へ移動。途中はガラガラの道で、落石を落とさないように緊張しながら歩く。15分ほどで到着。すでにコーチの方々が、トップロープを張って待っていて下さった。

小太郎岩下部岩壁でアブミ練習
小さいハングがあるルートをトップロープで登らせてもらった。下の方は木陰になっているが、5メートルほど登ると、日光がまともに当たり汗が吹き出してくる。私の登っているルートのハングはせいぜい30〜50cmほどなので、ハングという感じでもなく通過できた。斜度も垂直以下なので、最上段に立ちこむのも難しくなかった。結局フィフィを1度も使わなかった。

下に降りて水をガバガバ飲み順番待ち。
次はハングが一個もないルートへ。ここはピンの間隔が短く、あまり最上段に立つ必要がなかったが、練習の為最上段に立ってみたりした。
2ルート登って、終了。

テント場に戻って後片付けをして反省会をしてから、テント場の道路をはさんで向かい側にある喫茶店「谷の風の通り道」でビールやアイスコーヒーを飲んでバスの時間までゆっくりした。ログハウス風の建物の中もおしゃれでいい雰囲気だが、テラスに座ると風が通って涼しいし、目の前に小太郎岩が見えるのでいい感じ!のんびりとこの2日間のことを噛み締めた。
三重交通の名張方面最終バス15:43に乗り名張へ。途中右手に木の間からMCの岩場が見えた。

名張駅前の銭湯に寄った
名張の駅前から徒歩10分程度の銭湯へ。
2007082602
名張駅前

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銭湯入り口

名張駅周辺の商店街「サンロード」にある「常磐湯」。入り口はなかなかレトロな感じ・・・中もレトロな感じだった。入浴料は280円で石けんやシャンプーは置いていなかった。


近鉄で鶴橋まで戻り、Mノ宮の串カツ屋で一杯飲んで帰った。「大根おろしで串カツ(三本セット)」350円が美味しかった。梅酒も各種取り揃えられていたが、今日のところは体調が今ひとつなので、ウーロン茶にした。

楽しい2日間でした。みなさんありがとうございました!

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